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ホームコンサート


昨日は、社会人でピアノを学ぶ二人の紳士のホームコンサートを開催しました。

Aさんは10年以上、Sさんは6年ほど通ってくださっています。

お二人は高校の同級生で、現在50代後半。タイトルは「二人のリサイタル」としました。

以前より、「将来リサイタルをすることが夢です」とお話をされていたお二人。

家族も仕事も大切にされながら、音楽をこよなく愛していらっしゃる彼らの音楽にはいつも多くのメッセージが詰まっています。是非とも他の方々にお聴きいただきたいと思っておりましたので、スペースがあまり広くありませんが、まずは我が家での開催となりました。

Sさんは、フランス音楽をテーマに選ばれました。ドビュッシーのアラベスクや子供の領分、プーランクの即興曲15番と間奏曲3番。

Aさんは、ウィーン・ドイツの音楽をテーマに、モーツァルトのアダージオ、バッハ/イギリス組曲6番、シューベルトの即興曲op.90-3。

お二人とも本当に見事な演奏でした。完成度の高さはもちろんですが、音色や和声の響きの中に人間性が溢れていてとても美しくて魅力的!お越しいただいたお客様からも大きな拍手が送られました。

そして私たちのように音楽を生業にしていると見失いがちな「心から弾きたいと思う気持ち」を思い出させてくださいました。

満席(13名!)のお客様は、すべてピアノ指導者のみなさまだったのですが、異口同音に「原点に戻れた」と彼らの音楽の中のメッセージを受け取っていただいたようです。

お二人にいただいた時間。感謝です!



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